浮世絵ミュージアム
歌川広重(うたがわ ひろしげ)作
「不二(ふじ)三十六景 上総 木更津 海上」
展示方法:パネル(イオンモール木更津が平成26年度に制作)
大きさ:パネル(縦 約78cm、横 約100cm)
解説:ここに描かれている船は、木更津と江戸とを結び、多くの物資を運んだ「木更津船」
当時の木更津は、江戸の文人・文化・物品が流入する「みなとまち」として大いに栄えており、歌川広重も江戸からの「木更津船」による船旅で、二度ほど木更津地方を訪れております。
この旅行の成果として描かれたのが、「不二(ふじ)三十六景・上総木更津海上」であり、他に「山海見立相撲・上総木更津」という作品も残っています。
木更津甚句のはやし言葉「ヤッサイモッサイ」は、木更津船の船頭の威勢の良いかけ声から取ったものとも言われております。このはやし言葉が元になって、毎年8月14日に行われる「やっさいもっさい踊り」が誕生。木更津の夏の名物行事も、ルーツをたどれば「木更津船」に行き着くという訳です。